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私と翔吾と、それに可愛い私達の娘……
樹里……
美樹ちゃんの字を一つもらってそう名付けた。
美樹ちゃんの分まで幸せになってほしい……
いろんな人から愛される子になってほしい……
お腹の子が女の子だってわかった時、私と翔吾は迷いなく美樹ちゃんから一文字もらおうと決めた。
美樹ちゃんが生まれ変わって私達の元に来てくれたような気がしたから……
散らばっていたいろんな欠片が集まり一つの形になって、私達に幸せをもたらせてくれたような気がする。
中学の頃には考えられなかったけれど、あの頃に戻って自分に言ってあげたい。
夢はいつか叶うものだからって……
自分を諦めなければ幸せは必ずやってくるからって……
辛い思いは人よりしたかもしれないけれど、逆に幸せも人より多くもらった気がする。
人生に無駄なことなんて何一つない。
どんな経験も自分を成長させてくれるんだから……
私はそう強く思いながら、アルバムをパタンと閉じた。
END
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