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2年前・新京都セントラルパーク地下
激戦が行われていた。
新京都を、いや、地球を狙う侵略者エイリアンとそれを倒さんとする超人の戦いが……。
セントラルパークの地下はエイリアンの巣窟と化し、数百体以上の異形が壁を、天井を埋めつくしていた。
「行くぞ」
一際巨大なエイリアンに果敢に立ち向かう超人、赤と白、銀の鮮やかな生体装甲に身を包んだ超人の姿は神々しささえも感じさせる。
「貴様らを始末し、必ずこの惑星を手に入れる」
悍ましい声で唸るエイリアン、ガストル星人…昆虫と人間を融合させたような姿は、醜い、醜悪という言葉でしか表しようがない。
「そうはさせない、必ず守り抜く、この美しい惑星を…!」
超人、ゼレンが言う。
しかし、彼の身体も度重なる激闘で既に限界を超えていた。
それを知っているガストル星人は、彼を嘲笑う。
「馬鹿なことを、貴様の身体は維持すら難しい状態ではないか…それに、この惑星は全てにおいて限界を迎えている…それは、おまえも知っているだろう?」
言いながらも、ガストル星人は両手から破壊光弾を放つ。
ゼレンは、それを避け、右手から同じ様に光の弾丸、コロナショットを発射した。
「確かにな……だが、俺はこの惑星を愛している、護る理由は、ある」
ゼレンの光弾がガストル星人に命中する、呻くガストル星人は両手だけでなく、肩口や脇から伸びる触手からも光弾を打ち返す。
激しい撃ち合いが続く、次第にゼレンが押されてきた。
身体を掠る光弾と鞭のように襲い掛かる触手、限界を超えた身体、もはや精神力のみで戦うゼレンに対して、敵はあまりに強大だった。
そして、ついに敵の光弾の直撃を受けるゼレン、吹き飛ばされ、身体が地面に叩き付けられる。
「クク……」
最後のとどめとばかりにガストル星人は口にエネルギー光弾を充填し始めている。
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