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これは 1年くらい前の話。 「ゆき~~朝だよ!!起きて~~~~」 うちの朝は ここから始まる。 でも 気持ちよく起きたことは、1度もない。 理由は? それは、2年くらい前から お母さんに好きな人ができで、その人の家に泊まってて帰ってこないの。 お母さんが 幸せだったら、別にいいんだけどね。 でも そんなことを言っているけど、本当は寂しいんだ。 私は、小学6年のゆき。 オシャレが大好き。 好きな人がいます。 それは・・・ とし。 としは、スポーツができて勉強もできて・・・ でも、うちは無邪気に笑うとこに一目惚れして好きになったんだ。 6年生では クラスが離れたけど、うちは諦めないんだから!! でも そう思っていた夏の日。 うちは、家の外で花火を見ていた。 見ている途中に 着信がなった・・・ "お母さん" こんな時間になんだろう? なんか 胸がざわざわする。 電話に出ると 「ゆき!さっき聞いたんだけど、"ゆーちゃん"と"とし"が付き合ったんだって」 「え・・・・本当に?冗談じゃなくて?」 「本当だよ。さっき、ゆーちゃんが自慢してたもん」 「・・・今、花火見てるから バイバイ。」 ド~~ン!!ポロ・・・ 花火と一緒に涙がこぼれた つらくて・・・ つらくて・・・
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