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そして２つ目の疑問である炎を氷に変えられた訳だ。
これは単純に、水を覆っただけだ。
手に持つ水鉄砲を使い、それを氷に変えて炎を覆っただけだ。
だから先の方から炎が氷に変わったというわけである。
まぁそれを簡単にこなすってところもかなり疑問に思えることなのは確かなのだが・・・
そして最後になんでこんなことを雪乃は行ったのか…
それは当然このタイミングで猿野を倒すための作戦だった。
炎から氷に変えられるという誤情報を与えれば、頭のいいやつ悪いやつ関わらずに、逃げられない状態…すなわち避けられない状態を作るのだ。
どちらにせよダメージを受ける状態…先ほどの、雪乃に火の玉が飛んでくる状況がかならずくると考えたのだ。
それを逆手に取って、自分が倒れるという状況にすれば相手は必ず油断する…その隙に攻撃、すなわち不意をつけば確実に倒せると踏んだからだ。
まぁそれは今回は失敗に終わったんだけど・・・
それにしてもだ…
「お前頭良すぎるだろ?」
「何を言ってるの?
勉強も社会もケンカも全て…ここで決まるのよ?」
雪乃は自分の頭を指差してそう話した。
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