2.脱落

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鬼塚は手をふりほどこうとするが全く動かない。 これは単純に圧縮した鬼塚の力に勝っていることを意味している。 「ま…マジ…かよ…」 ここまで深手を負わされたあの鬼塚が身動き1つ取れないなんて… 流石にあの雪乃すらも驚いていた。 「あそこまでレベルに違いがあるの? …勝てっこないわ」 そう呟く雪乃を佑助は見ながら今度は持ち出していたノートパソコンをいじりだした。 「磁場の量、濃度を見ても、明らかに相手の方が勝ってる… 異力に超能力…面白い。」 佑助は画面を見つめながら笑みをこぼしていた。 その声を聞き逃さなかったQが佑助を見るとこう話し出した。 「あらあなたは…なるほど。 だから苗字が同じなのね。」 Qは何かに気づいたようだ。
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