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鬼塚が校庭を出て、見えなくなるとみんなが集まる。
「お疲れ様…ソラくん。」
童顔イケメンな佑助がそう話す。
「倒したのはお前だろ?」
少しずつオレも意識が回復してきて笑顔でそう答えた。
「ソラ…」
オレの身体中の傷を見て、晴美は心配そうに見つめる。
それを感じ取りオレは笑顔でこう話した。
「なにお前がそんな顔してんだよ♪
そんなんじゃ生徒会長務まらねーぞ?」
その言葉を聞いて安心したのか晴美は涙を浮かべるが、それを閉ざして笑顔で言い返す。
「なに言ってるのよバカソラ!」
ポコンと頭を叩く晴美。
そして2人揃って笑ってみせた。
雷斗も佑助もその姿を見て、笑う。
雪乃は無表情のまま見つめるがどこからか安藤を感じている表情であったように見えた。
それに、この校庭に来てまだ何時間だと言うのに久しぶりに笑ったような気がする。
今までの笑いは外付けの笑いってだけで内面は不安と恐怖で埋め尽くされていたからだ。
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