生の記憶

8/33
前へ
/88ページ
次へ
「おいおい...これ、何やァ~」 真宏は机にある鞄に目線を送った後、 もう一度、奏(カナデ)を見た。 手に鞄を持ってないということは、 いま来たところではないと 目で訴えたのだ。 奏は真宏の目線を追った後、 もう一度真宏を見直し、 あははぁ...、と 納得したように呟いた。 すると、教室中に激しくドアの開く音が 響きわたり、皆が振り向くと、 ...そこには樋口 悠太(ヒグチユウタ)がいた。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加