生の記憶

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ピピッピピッピピッ... 朝から時計が唸りを上げる。 「ぅ..う...ん何時やァ??...!! やべぇ。また遅刻してしまうぞ!!」 布団から飛び出し急いで学ランを着る。 それが真宏(マヒロ)の日課になっていた。 「だめだろッ!! さすがに遅すぎるって!!」 いつもならば8時からの学校に 間に合うように20分前には 家を出ているのだが、 時計を見るとすでに50分を回っていた。 「朝飯なんて食ってる 時間なんてない...」 真宏は自転車に乗りいつもの道を 急いで通り過ぎた。
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