遭遇

3/3
前へ
/9ページ
次へ
見落とした業務はないか 一通り頭の中で思い出し 指差し確認もしっかりした後 あたしの一日は終了となる そして 儀式のように喫煙ルームにて ゆっくり煙りを吐く この日は 先客が二人いた 片方は見慣れない背中 「お疲れさまです」 と 挨拶を交わし あたしは帰りの儀式 二人の会話につっ込んだり 笑ったり 特別どおってことない それが 隼人との始まりだった .
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加