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多分、ここの人達と仲良く出来れば、もう少し幸せになる。
誠さんに止められたから、謝罪はしない。だが、自分なりのけじめとしてやらなきゃいけないことがある。
今までの事、これからの事、全部まとめて。
京輝「ありがとうございます」
ずっと見守ってくれたことに、心から感謝。
キュム「ぷぅ?」
頭を下げた京輝の胸元から、またキュムが顔を出した。
誠「…なんだ。スカープか」
栄華「わぁ!小さいわ…子供かしら?」
栄華が感激したように、京輝の胸元からキュムを引っ張り出した。
キュム「ぷ!?ぷぅ!ぷぅ~!」
驚いたキュムは騒ぎ出し、京輝に助けを求める視線を向けた。
京輝「…スカープは夕飯にはなりませんよ?」
栄華「知ってるわよ~!」
栄華はキュムを抱きしめて頬ずりし始めた。
キュム「ぷぅ~!」
京輝「…良かったな、気に入られて」
留華「飼えそうかな?」
‡‡‡
その日を境に、藍川家は普通の家族になった。
そして、キュムは藍川家で飼うことになった。
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