新学期

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幸助「そんな事かって…なぁ」 京輝「いつもの事じゃないか」 幸助が勉強が苦手なのはいつも通り。何故今更なんだ。 幸助「…だな」 と、またため息を吐いた。 京輝「それに、やる前は分からなくてもちゃんとやったんだ。少しくらい頭に入ってるさ。な?」 留華「一度でもやったのとやらないのじゃ、かなり差が出ますね」 二人で幸助を励ました。 幸助「…分かった!留華ちゃんが言うなら本当なんだろうな…」 京輝「だろうな」 実際、留華はかなり努力してる人間だからな。 幸助「それと…随分仲良くなったなお前ら」 京輝「んにゃ?」 留華「ふえ?」 二人して変な声が出た。 幸助「前は全然話さなかった二人だからな…うんうん、良かった」 全然話さなかった…か。 二人して互いに嫌われてると思って避けてたからな。 そう思って、なんとなく留華に目を向けてみた。 留華「…」 こっちを凝視していた留華と目が合った。 で、何となく二人で笑った。 幸助「これは…禁断のあ――」 流石に殴った。 ‡‡‡
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