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校長「――――であるから、これからも精進するように」
やっと終わったよ。長い話。無駄な30分だった。
‡‡‡
幸助「さすが話の長さに定評のある校長」
始業式が終わり、教室に帰った俺達。
光「本人は頑張ってるんだろうけどね…」
真由「…何の話してたんだっけ?」
眠そうな目で、辺りを見回している長谷川さん。やっぱ聞いてなかったな、このまな板。
真由「…何故か怒りがこみ上げてきたわ」
シラナーイ、オレシラナーイ。
京輝「そういや、二学期ってイベント多かったな~」
留華「まず文化祭ですね」
愛「結構すぐだったよね~?」
約1ヶ月後である。文化祭は何をしてもいい代わりに、それなりの物を出さないと客が入らないらしい。
だから、クラス事の出し物は準備期間1ヶ月を取って完成させる。
幸助「もう準備始めんのかな?」
京輝「だとしたら、担任から何かしら話があるだろうな」
と、話していたらタイミング良く担任の美山 友梨がログインしました。
友梨「光―!会いたかったぞ―!」
開口一番に教師あるまじき叫び声を上げながら突っ込んできた。
光「え!?ま、待っ―誰か助け―って誰も居ない!?」
サーっと全員光の周りから退避した。
友梨「光~!」
光「せ、先生落ち着い―ギャァ―」
京輝「黙祷」
幸助「南無」
「「「「南無」」」」
クラスの男子連中で黙祷を捧げてやった。
愛「離れろ変態教師~!」
友梨「黙れ!邪魔をすると単位は無いぞ!」
「卑怯者~!」
「教師失格~!」
「く…留年なんてしていられるか!俺は帰るぞ!」
「うほっ、いい男」
「アッ―――」
…何か、違うような。
あの変態教師以外の、このクラスの奴らが少し変わったような…。
…気のせい、にしておこう。
そう、HO☆MOな男が何人か混じっていたが気のせいって事にして、先生が落とした手帳を拾い上げる。
京輝「ふむ…」
留華「連絡事項はこれだけですかね」
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