新学期

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手帳の中を確認してから黒板まで歩いていって、連絡事項を黒板に書き写していく。 幸助「…速いな」 京輝「ん?」 黒板一面に30秒ほどで連絡事項を全て書き写した。 留華「…文字が下寄り」 京輝「届かねえんだよ!ちきしょー!」 上の方が30cm程空いているのを気にしてはいけない。 京輝「ったく…」 教壇の上から、クラスの奴らに呼びかける。 京輝「文化祭の準備はもうすぐ始める!各自やりたいことを考えておくように!で、今日の予定はもう無いからこれで放課だ!課題は机の上に置いておくように!細かい事は黒板を見ろ!以上!起立、礼!」 「「「ありがとうございました」」」 京輝「解散!」 「「「失礼します」」」 カオスを無視する者は、課題を提出して、帰るなり友人の教室に行くなりし始めた。 留華「…カリスマありますね」 京輝「あいつらのノリがいいだけだ。俺もさっさと帰りたいしな」 教壇から降りて、鞄を持って教室から出て行く。 留華「出席確認とかはどうするんですか?」 京輝「一応しておいた。後で蓮さんにでも報告しておくよ」 この馬鹿教師の事だから全員欠席扱いとかしかねないしな。 京輝「じゃ、帰るか」 幸助「あ、俺は部活だから」 京輝「そうか。じゃ、また明日」 幸助「おう!」
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