二項

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私はすかさず尋ねました。 ーそれをどこで手にいれたのかと……。 すると彼女は、ギルドのお偉いさんから譲り受けたのだと、屈託の無い無邪気な笑顔でケロッと言ってきました。 ギルドのお偉いさんというと……ギルドナイトのトップかギルドマスターとか大長老等、色々な御方が浮かぶのですが何故このように、狩猟とは絶縁していそうな可愛らしい彼女にあの【スーパー・ノヴァ】という大槌を託したのか? 後で聞いた話しですが、ギルド総本山にもあの一本しか宝納していなかったらしいのです……。 一体どんな理由で彼女に託したのか、私は気になってしょうがなく、いつもの如く調べました。 まずは、あの【スーパー・ノヴァ】という武器について寝る間も惜しんで王立図書館で天文学本を漁りに漁って様々な関連性までも、調べ上げたのですが……? 彼女についてなにも知らないのです……? それ故にスーパー・ノヴァの事はわかっても、彼女の事を何一つ知らないから、何故あのハンマーを託されたのかは、闇の中でした。 ですが……ある日光明が見えてきそうな、会議が全国各地のギルドで開かれたのです。 その議題はというと…… 【凶星・ミラボレアス】  
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