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いつものように少女が綺麗な小川の側で、笛を吹いていると……。
ペロン
少女は大きな何かに、舌で触れられました。
ーん……?
一瞬不思議に思いましたが、少女は気にせず笛を奏で続けます。
すると今度は、周りには木々しか見えない空間から突然、紫色をした大きな動物が少女の目の前に姿を現しました。
少女はその紫の巨体の風貌に恐くて怯えていましたが、そいつはなにをするという訳もなく、大きな目をクルクル回し、ただそこに立っているだけです。
少女は再び笛を吹くと、そいつは自分の姿を消したり舌で少女の頭をなぜたり、なんだか嬉しそうにしてました。
そう……その紫色をした動物は
その存在を、一度も確認されたことのない
伝説の古龍……
霞龍だったのです……。
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