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「じゃあ、さめないうちにどうぞー」
テーブルの上に並べられたカレーからは、さっき感じた匂いより更に良い香りが漂い。食欲を刺激する。
「じゃあ、せっかくなので…」
っとスプーンに手を伸ばそうとした所。彼女が両手をあわせ軽く頭を下げて「いただきます」っと言った。
その姿はどこか凛としていて只のいただきますの行為なのに凄く様になっていて…綺麗だった。
思わず自分も続けて「いただきます」と頭を下げる
「じゃあ、食べちゃおうか」っと彼女が食べ始めたのに合わせて自分もカレーを一口くちに運ぶ。
「旨い!」
っと思わず言葉にでた。カレーはかなり本格的で家庭的なカレーというよりはレストランなんかで出ても可笑しくない味だと本気で思った。
「本当に?嬉しいなぁ今日はいいお肉があったから奮発したんだよ!良かったら御代わりもあるからジャンジャン食べてね!」
っと彼女が嬉しそうに言った。
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