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「高橋、あのさぁ小林と最近は連絡とったりしてるか?」
うん?何か妙に真剣な感じになったな…
取り合えず小林に会いに来てることは伝えとこうかと思ったが熊田は更に話を続けた。
「実はさ何かここ三日間弘二のやつ会社休んでるらしいんだ」
「はぁっ?!マジで?」
おいおい今まさしくその部屋に来てるのにそんな話を聞くなんて…
「それで俺もさアイツに連絡取ろうとしてるんだけど電話に出ないしメールも返信が無いんだよ高橋は何か知らないかな
と思ったんだけど」
…なんだろう?なんか引っ掛かるけど…
「あぁ、それなら心配ないと思うよ。会社休んでるのは知らなかったからびっくりだけど、実はちょっとアイツに会いに来てるんだ。それで…なんか今はパチンコ打ってる見たいでさ、もうすぐ終わる見たいだから」
すると熊田はちょっと呆れた風に
「はぁ?なんだそれ会社休んでパチンコかよ心配して損したぜ全くアイツに会ったらフザケンなって伝えといてくれよ」
「はは、わかった伝えとくよ。ついでに心配かけたんだから今度おごれともね」
「全くだ、とはいえ会社休んでいるのには何か理由があるかも知れないしな。もし酒飲んで解決できるような話なら、なんぼでも付き合うからとも言っといてくれよ」
「あぁわかった伝えとくよ」
そして熊田は今度一杯のみに繰り出そうぜと言って電話を切った。
「さてと…」
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