友達の彼女

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その瞬間今まで必死に隠そうとしていた動揺が滝のように溢れだすのを俺は感じていた。 身体中の毛穴が一気に広がり大量の汗がどっと噴き出して来る。 そして気のせいか何故か頭も重くなり急激な眩暈に襲われ… え? その瞬間足がふらつきその場に倒れこむ。 (な…なんだよこれ…) 「ふふっ…」 前を見ると彼女が俺を見つめ笑っている。 それはさっきまで見せていた笑顔とはまた違う顔を除かせている。 「こ…これは…一体…何を…」 おれはかすれていく意識の中絞り出すように問いただす。 「カレーにねチョッとだけイタズラしちゃった」 「でもねべつにこれで死んじゃうとかは無いから安心してね♪」 そんな話をしながら相変わらずニコニコしてる彼女の顔を横目に自分の意識は暗い闇の底へと沈みこんで行くのを感じた…
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