友達の彼女

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彼女の表情が語るにつれ少しずつ変わっていく 「ダカラネコウチャンヲテニイレテモソレデオワリジャナイノ、カレノコトヲサラニシリタイノ、ダカラシラベタノ、ケイタイモスバテチェックシタノ」 彼女の目は血走り相変わらずの笑顔も口角が異常なほどあがりだらしなく剥き出しになった歯茎から唾液がポタポタ落ちている。 「コウチャンノソツギョウアルバムモミタパソコンメールモスベテチェックシタ、カゾクコウセイモスベテソラデイエルヨ」 「そしてね」 彼女の表情がふっと元にもどった 「コウちゃんの事を全て知ってコウちゃんと1つになる準備が整ったところに貴方が来たの」 「私、嬉しかったコウちゃんとコウちゃんの大事にしてるものが1つ手にはいる」 「イッショニナレル!!」 歓喜の声を上げる彼女の口角はさっきよりも更に上がり止めどなくだらしなくなった液体が溢れている。 僕は今ままで聞きたくても中々聞けなかった……いや聞きたく無かった一言を口にする 「小林は今どこにいるんだ?」 ふと彼女は僕の目の前に顔を近づける…       腐臭がした 「サッキイッショニタベタジャナイ」 僕はだらしなく泣き出し逃げ去りたい。全てを今すぐ吐き出したい。 そんな感情に襲われたが気持ちは直ぐに落ち着き冷静に彼女の言葉を聞いていた。 きっと彼女の薬の効果なのだろう。 「僕はこれからどうなるんだ?」 僕は今さら聞きたくも無い質問をした 彼女は少しだけ僕から顔を遠ざけ正座をしお昼を食べたときと同じく両手を合わせこういった。 「イタダキマス」
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