3Dテレビ

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あぁ 俺は、何だその事かと半場呆れ顔で返答する。 「あぁ確かに買ったよ」 すると倖田は更に勝ち誇ったように 「あっはっは!どうだ語るにおちたな戦友!わっはっは」 別に落ちてない 「あのさ倖田その情報ちゃんと聞いたか?」 「もちろんだ戦友きさま事もあろうに大佐の私に断りもなく毎晩3D三昧で欲望にまみれた生活をしてるとな!」 いつから大佐だよ。ってか3Dの欲望にまみれるって確実にジャンル限定されてるだろ。悪ふざけもここまで来ると殺意すら覚えるわ! という負の思想に溺れそうではあったがとりあえずは冷静に話すことにする 「まぁいいや取り合えず3DTVが見たいんだろ」 「おおやっとみとめお……」 俺は全てを聞くことも無くスタスタとTVのある部屋へと向かった。 「これだよ」 「近!」 倖田が叫ぶ たかが1Kの部屋だし当たり前だ 「32インチって所か~戦友」 声のトーンは普段通りに戻ったが戦友扱いは変わらない。 「なんとこれで19800円だ」 「やす!」 倖田が叫んだ 「ヤフオクで落札したんだ」 「おお!さすが損社長!」 嫌みなぐらい字が間違っている。 「ジャンク扱いでな」 「おおさすがヤフオク!」 意味わかってなさそうだね 「だから3D機能は使えない」 「ヨッシャァァ!さすがは戦友って!エェェェェェェェ」
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