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「アリスに聞いたの、この世界のことと領土のこと。その時に、名前も教えてもらってね」
「へぇー」
「でもお姉さん、顔は知らなかったよね~?」
“なるほど”と頷くディーに対し、ダムは不思議そうな表情で首を傾げて聞いてくる。
「うん、でもあの人たちの名前を聞いたら、残るのは二人だけだから」
「そっかー」
「だからなんだね~」
この答えには二人とも頷き、納得のいったような表情になった。
そして二人は互いに顔を見合わせて、にやり…と笑えば、再度私の方に向き、可愛らしい笑みでこう言った。
「「ねぇ、どっちがディーでどっちがダムか、わかる?」」
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