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窓は完全に開かれていて、ガラスに自分の姿を写すことは出来ない。 それをからかうかのように、カーテンが風で揺れていた。 とにかく自分の体を確かめようと、あちこちを触ってみる。 剥がしがいのありそうな大きなかさぶたが右肘にあり、そして寝間着の上からでも肋骨が浮き出ているのが解った。
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