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右手に下げていたバッグを床に落とし、両手で口許を覆う女性。 …?サトル…?誰だ…? この部屋にはオレしかいない… …てことは、『サトル』って、オレのことか…? 「…アンタ、やっと……っ…ああ…」 女性は突然泣き崩れた。 どう声を掛けて良いのか解らず、何となく妙な焦りのようなものを感じた。
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