天然と木刀とライターと

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「おかえり~」 時刻は朝の10時頃 自分の病室に入って開口一番に言われた言葉はそれだった その言葉自体には大して問題はなかった しかし、それを言ってきた人に僕は驚いていた 「…なんで姫川さんがここにいるの?」 さっきまで堤防の所に一緒にいたはずの姫川さんは、どうやって僕より早く病院に来たのだろうか。ていうか、何故彼女は僕の病室を知っているのだ? それについて、姫川さんに聞いてみようとしたその時、突然誰かに後ろから抱き着かれた 「悠ちゃん、帰ってくるの遅すぎよ~」 その一言だけでも抱き着いてきた相手が誰だか容易に想像できた .
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