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その言葉で、真衣は顔を俯けた。
私が今まで見て来た限りでは、二人の仲はとても良かったように見えた。どこに行く時もいつもお互い笑っていて、幸せそうだった。
観察だなんてそんなことする必要なんてないと思うのに。
よほど、深刻な内容なのか。
真衣は暫く黙った後、やがてポツリポツリと話し始めた。
「……実は、少し前から要君の様子が変なの……」
「変って?」
「……私が『どこか遊びに行こうよ』って言うと、断るの……」
「部活が忙しくなったんじゃないの?ほら、要君、バスケ部のエースなんでしょ?大会が近いから、毎日部活なんじゃーー」
「1回だけじゃないの!ここんとこずっと私といることを断り続けてるの!」
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