幸せの終点

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「部屋、ここにしようか。」 私の方に振り向いて、光さんは笑顔でそう答えた。 ここは都内で一頭地の超高層ビルの最上階。 どうしてそんな部屋が買えるのかというと、 なんと彼は一流大学卒業しかも上場企業に勤務する地位も名誉もお金も手にした超エリート。 それに対して短大卒の私はこんな部屋夢の中だと思ってた……。 なのになのに、夢の中が現実になった。 私はなんて幸せ者なのー!! と、幸福感に浸っていた。 彼は私の事をこの上なく愛してくれるし、ずっとこの幸せが続くんだろうなー… なんて思ってた。 一緒に生活をし初めた、あの日までは……
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