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「クレハ!この前商店街で、お前の姉ちゃん見たよ。赤ちゃん抱いてたんだけど、めっちゃくちゃ綺麗だよなぁ~。羨ましい~。」
「だから、姉ちゃんじゃないけど…。」
この元気の良い奴はレイザ・アルカモン。
オレがこの国に来て、この学校で出来た最初の友達で親友。
「じゃあ、兄の嫁?まぁ、どっちにしろ義姉ちゃんじゃん。ホント羨ましいよ~。」
「あっ!オレ、今日遅刻したんだけど、朝は国立公園で赤ん坊と花見てたぜ!
ホント綺麗だよな~。
うちの姉ちゃんなんかいっつもグチグチうるさいだけの平凡女だからなぁ~。」
話を聞いていたマルクル・オーリオが横から加わる。
皆わかってないな。
白蓮は可愛いんだよ。
白蓮はその容姿で、引っ越してきたときからこの小さな町では有名人だ。
こいつらみんな白蓮を狙っているんじゃないかって、時々本気で思う。
でも、オレはまわりのおかげで学校にいながら白蓮の様子がわかる。
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