―序章―

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「春休みだからってだらけてないでちゃんと勉強もすんだぞ?」 「分かってるってば」 「じゃあな。夜には帰ってくるからな」 「はぁい。行ってらっしゃい」 詩音は父親の後ろ姿を見送ると食べ終わった食器の後片付けを始めた。 (今日は何しよっかな…休みって意外とやること無いんだよね) 詩音は今は春休み中。 この前中学を卒業し来週には高校に入学する予定である。 (僕ももうすぐ高校生か…中学も意外とあっと言う間に終わっちゃったな…)
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