―序章―

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後片付けを終え自分の部屋にもどるとベッドに横になった。 (男子校かぁ…中学の時は共学だったけどどんな感じなんだろ…生徒全員男ってのもなんかなぁ…) 詩音の通うことになる高校は私立夕凪峠高等学校。県内でも指折りの大きな学校で、生徒数は1000人を軽く超える。 自由な校風が人気とかでたまに雑誌でも取り上げられるほどだ。 (まぁ僕はただ単に家から近かったから選んだだけなんだけどね…) あれこれと考えてると眠気が襲ってきた。 (せっかくの休みだし二度寝しちゃってもいいよね) 詩音はそのまま睡魔に身を任せると再び眠りへと落ちていった。
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