一章 ありがとう。僕の大切な友達。

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 朝、登校中の生徒なのだろうか歩く人影がある。  下校中の女の子ってのはくだらない話でも楽しそうにしている。  ファッションやらコスメやらの話と言うものはつきないらしい。  髪を明るく染めたのか、太陽に反射してそう見えるのか  1人ひときわ目をひく美少女がいる。  あか抜けているという言葉が適切なのだろう。  きゅっと上を向いた唇、色白な肌に顔立ちは整っている。  背中まで伸ばした髪は色素が薄く、ほとんどライトブラウンだ。  10人いれば12回は振り返られる容姿、  ただその美少女は 僕だ。
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