日常

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 アベルは無造作に拳銃を取り出しました。  リアも拳銃を取り出し、弾の確認をしています。 「交互にしてみましょ。アベル、どう?」  リアの言葉に弾倉をチェックしながらアベルは頷きました。 「行くわよ」  リアとアベルは、同時に拳銃を構えました。 「始め!」  リアの声と同時に六発の銃声が鳴り響き、辺り一帯に硝煙の匂いが立ち込めました。 「やるわね」  リアはアベルの方を見ながら言いました。 「ふん」  台の上の蓋の空いた缶詰はひとつ残らず地面に落ちていました。
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