プロローグⅠ 〈宣戦〉

6/7
前へ
/128ページ
次へ
天皇 「では、さらに訊かせてもらおう。お前さんらのトップは一体d……!?」 質問を始めた天皇の目が驚愕で見開かれた。藤木が泡を吹いて痙攣し始めたからだった。 天皇 「毒か……任務に失敗したときのために仕込んであったのか……」 そう、先ほど藤木がしていた歯軋りのような仕草は奥歯に仕込んだカプセルを噛み潰す動作だったのだ。 天皇は動かなくなった藤木をそのままにして部屋を出た。 そして皇居の地下にある情報管理センターに入っていった。 扉を開くと ??? 「な、天皇!? あいつはしくじっt」 パァン。 天皇は、驚いた顔をしながら拳銃の銃口を向けつつあった警備員制服の人物を、一撃で射殺した。 天皇 「君たちは大丈夫か」 オペレーター 「は、はい。警備の福原さんが突然銃で脅してきて…」 天皇 「もう大丈夫だ。 ――政府と連絡を取ってくれるか。状況を知りたい」 オペレーター 「は、ただ今」
/128ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加