初めての夜

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「愛してるよ」 何度も何度も囁く彼。 「電気 消して..」 いざとなると 急に恥ずかしくなった。 もう若くはない私の体は 彼にはどう映っているのか 気になってしまう。 「本当にいいんだね」 「うん」 (やっとひとつになれた) お互いにそう思った。 「シャワー浴びなきゃ」 終わった瞬間 現実に引き戻される 「時間大丈夫?」 「大丈夫よ」 本当は大丈夫なわけない どんな言い訳をしようか あれこれ考えている。 すっかり暗くなった 帰り道 でも私は満足感でいっぱいだった。 彼も長い帰路を 家路へと向かっていった。
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