スタンド・アップ

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僕の名前はリルワイス・マークランス。 生まれ育ったこの町はスタートレイルシティ。 んでもって! 中学一年生で15歳! 髪は長めで、細身スタイル。顔は良い方ではない。女の子には気持ちわるがられてるし… そんな平凡な僕だけど、デッカイ夢があるんだ!! そ、れ、は! 「リルワイス君?」 先生の声でハッとする僕。クラスメイトの視線が自分に集まる。 「魔法でどうにかして見ろよ!」 誰かが言うとクラスメイト全員が笑い出した。 「最悪だ…」 そう。 僕は魔法使いになりたいのだ。 笑いが耐えない中、歴史の教科書を開いた。 第一次魔法対戦… いつ起きたかすらも分からない。 本当にあったのかすらも… そうなれば当然、魔法の存在すら怪しくなってくる。 何故「怪しい」という言い方をするのか。 それは、全国各地で魔法使いの存在が確認され否定できる学者が少ないから何だ。 そして、『ノア』と呼ばれる魔法新聞。 誰かの悪戯と学者は考えたけど、全国の至る場所で同じ内容の新聞が見つかる何て…果たして偶然なのかな? 『魔法は必ずある。人が魔法を信じなくなったから、魔法も人を信じない。でもな…リルワイス。俺は信じてる。』 そう、言ってたね。 でもさ、何だか僕も信じられなくなってきたよ。 何処に行ったんだよ… 兄さん。
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