スタンド・アップ

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「ただいまぁ~」 げっ、この足音。母ちゃん怒ってんな。 「お帰りなさい。リルワイス。ちょっと来なさい。」 「!?っ…いたたた!!耳引っ張んなよ!!ババア!」 そのまま椅子に座らされる僕。 内容は何となく分かっていた… 「学校から連絡がありました。」 やっぱり、 「リルワイス。貴方は学校に何しに行ってるの?軍人になるためでしょう!」 ちがう… 「軍人になれば世界の役にたてるのよ!貴方には素質があるわ。お父さんだって…」 僕はその時何かが切れた。 「…るせぇ。」 「うるせぇ!!ババア!!そんなだから、兄さんも居なくなったんだ!!」 バッシィン!! 「いって…」 僕は頬を引っ張たかれた。母ちゃんが何か言ってる。もう何も耳に入らなかった。 … 「最悪だ…」 母ちゃんが泣いてる。 僕は声をかけようと思ったが、何も言えずに二階の自分の部屋へ向かった。
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