十字架

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ついさっきまで 此処に居たはずの 彼女がいない 体だけ置いたまま 心をなくして 笑ってたはずの彼女が 今は冷たく眠ってる 本当は 笑ってなかった? 本当は 消えたい程に 傷ついていたの? 君の笑顔に隠れてた悲しみ… 君の心に落ちたシミ… 一番近くにいたのに いつも君を 君だけを見ていたのに 気づいてあげられなかった 守ってあげられなかった 僕の心に 今新しく落ちたシミは これからきっと 滲んで広がっていく 僕の背中に 今新しく刻まれた十字架は これからきっと どんどん重くなっていく でもそれは君がいた証 こんな形で こんな僕の体に、 心に 残された唯一の証 だから僕は 生きていく これからも ずっと 君と歩く 長い長い人生を…
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