潮風の街に集え

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   ねぇ貴方    この世に人は数多    この彼方    波間にただよう涙        波は寄せては返し    人は来ては去るの        海に果てなく    水の在る様に    (ラ・ラ・リート)    世に果てなく    人の在る中で    (ラ・ラ・リート)    唯一人の私を    貴方は拾い上げて    只一粒の雫を    貴方の為に流すわ        それは私の頬を濡らし     海へと落ちて    海からの飛沫となって    貴方の頬を濡らすでしょう    あの風に    歌が聞こえたら     (待っているわ)    この港へ    きっと戻って来て     (待っているわ)
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