百太郎さん

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 授業が終わると同時に 「転ばなかったやないかぁ!!」  と、納得のいかないクラスメート達が百太郎さんと友達になったと言う男子達に向かってなじった。 「友達だから、言う事聞くって言っもん…きっと出来ない事情があったんだよ!また、頼んでみるよ!友達だから聞いくれるよ…絶対に」 「そうだ!また放課後頼んでみようぜ!!」  その男子達は百太郎さんと友達になったことに、かなり優越感を持っていたようで、悔しかったようだった。  しかし、友達になってくれたと言うことを強く信じていたようで 「明日は絶対に担任転ぶぜ!!」  と、自信ありげに宣言した。
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