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ピッピッピ…--
「ん…」
機械的な音で目覚める。
「いっ…たっ」
頭に少しの痛み。
…ここ…どこ…?
白い壁。
白いカーテン。
白いベッド。
「病院…?」
どれくらい眠ってたんだろう…。
そもそもなんで、あたし…病院なんかに…。
「柏木さん!?」
ナースの人が
走って誰かを呼びにいった。
…多分担当のお医者さんかな。
「気分はどう?」
「…え…」
顔をあげると、
さっき出て行ったばかりのナースさんと、まだ若い…20代前半くらいのお医者さんが立ってる。
「え…と」
「担当医の瀬田川です」
「…はい」
「どこか痛いところは?」
頭と肘が少し…と伝えると、瀬田川先生は精密検査がどうのこうのと、ナースさんと話し出した。
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