2ndシーズンというものは極端である。

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その事を満にざっくり話すと、何故か彼は嬉しそうににっこりと微笑んだ。 「光栄だな。霧涼くんの初めてが、僕だなんて」 「おい、誤解されそうな発言をするな」 油断も隙もない変態王子である。 「じゃ、行こうか霧涼くん」 「あ、ああ。先生は?」 「俺があんなガキの玩具に乗る人間だと思うか?」 自信満々に胸を張って言われた。 アンタ何しに来たんですか。 聞けば、千里先生は遊園地自体、あまり好きではないらしい。 本当に何しに来たんだこの人。 「弟だけおいしい思いをされるのも癪だからな。邪魔しにきた」 さいですか。 もう全然、邪魔していって構いませんから、どうか俺に構うのはやめてください。 .
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