2ndシーズンというものは極端である。

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「僕と霧涼くんのデートなのにさ、兄さん邪魔だよ」 にっこりと兄を威嚇する弟に対して、兄は凶悪な笑顔を浮かべて鼻で笑う。 「というか、男三人で遊園地なんて来て、何が楽しい」 「僕は楽しいよ?兄さんがいなければね」 満は、そう言って俺の手を取ると、一先生から距離を置こうと早歩きし出した。 どうでもいいが、何故に恋人繋ぎなんだろう。 しかし、保健医の足の長さは異常だった。 満が早歩きしているにも関わらず、大股で歩けば平然と追いついてくる。 なにこの人怖い。 「霧涼くんの私服姿が見られるなんて、嬉しいなぁ」 ニコニコしながら俺の格好を眺める満。 満はとうとう兄を無視し始めた。 しかしカッコいいとか、ダサいとか、そういった感想ならまだしも、嬉しいとはどういう事なのだろうか。 .
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