第1章 恐怖の始まり

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私が席に着くなり、授業開始のチャイムがなり、それと同じに、ガラガラっとドアが開き、担任がが偉そうに入室してくる。 「起立、気をつけ、礼、着席。」 担任が教卓のまえに着くと同じに学級委員がお決まりのセリフを言って、朝のホームルームが始まった。 ホームルームの内容は基本的に担任の話だけの退屈なもので、私は頬杖をついて、その話に耳を傾ける。 「皆もう知っているとは思うが、明日は職員会で学校が休みになった。だからといって遊んでばかりではいかんぞ!それと、非行行為は絶対にするな? 学校にも迷惑がかかるからな。それじゃあこれでHRを終わる。」 「起立、気をつけ、礼、着席。」 再び学級委員がお決まりのセリフを言って、ホームルームが終わり、授業までの休み時間が訪れる。 休み時間といっても僅か5分。 本当に微々たるものだ。 そんな、つかの間の休憩を終え、とうとう退屈な授業が始まってしまった。 そして時間は経ち、昼休み。
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