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「――っ!?」
驚きのあまり、口からは声にならない声が漏れる。
刹那、少女の死体がまるで糸に引っ張られるように起き上がり初めた
脳が告げる逃げろという警告。
しかし私は恐怖のあまり少女から目が離せずにいた。
そしてとうとう完全に起き上がり、私を見て口を開ける。
「アハハ、遊ぼう…遊ぼうよ。」
そういって少女は不気味な笑みを浮かべながら、こちらへと歩みよってきた。
「イ、イヤ、来ないで…」
震えた声でそう呟くも虚しく、少女は、そんな私の発言などは無視し、一歩また一歩と近づいてき、そしてとうとう目の前に達した。
「ねぇ、遊ぼう」
「嫌ぁぁぁあ…!!」
そこで私は夢から覚める。
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