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「じゃあ加恵理、私はこっちだから、気をつけてね?」
「うん! またね、お姉ちゃん!」
表に出た私は通学路が真反対の加恵理と別れを惜しみながらも、自分の通学路を急いだ。
私の学校は、徒歩、約30分の所にある、4階建ての校舎が二つあるだけの小さな高校で、私はそこの普通科に通学している。
現在時刻は8時丁度。
急げばなんとか間に合うだろう。
そうして、なんとか時間ギリギリ学校に着いた私は、門の前に立っている先生方に、軽く挨拶をし、自分のクラスへと向かった。
クラスは一学年4クラスで、四階から3年、2年、1年という形になっている。
私は2年なので三階の教室だ。
ちなみに一階には保健室や職員室、などがある。
私は教室に着くなり勢いよくドアを開け、中に駆け込んだ。
そんな私に、一人の少女が駆けよってくる。
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