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――えっ…?
血まみれの女の子…?
それって、まさか、夢の…
廃校と血まみれの少女というキーワードに思わずフラッシュバックするあの悪夢。
ま、まさかね…
そんな事あるわけないか…
「へ、へぇ、そうなんだ…まぁ行ってもいいよ。」
正直、あまり気乗りしないが、せっかくの恵の誘いを、そう簡単に無下にも出来ない。
「やったぁ!ありがとう!」
満面の笑みで喜ぶ恵。
これだけ喜んでくれるなら本望だ。
――それにしても、今何時だろう?
そう思った私が時計に視線を移すよりも早く、授業開始二分前の予礼がなる。
「ヤバイ、ホームルーム始まる!恵、また後でね!」
私は少し焦りながら、恵に別れを告げ、自分の席に着席した。
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