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その後は三人で適当に喋りながら歩いた。
「じゃ、明日の昼飯食ったら朋也ん家集合な!!寝坊すんなよ?」
「ああ。分かってるよ。
じゃ、また明日な。裕二」
「また明日な~朋也、美波。」
俺と美波に挨拶を済ませた裕二は手を振りながら、帰っていた。
「明日が楽しみだね!!」
美波は、楽しそうに言った。
「そうか?裕二が勧めてくるゲームっていつも難しい奴だろ?
多分すぐ飽きるぞ。」
「オンラインゲームなら大丈夫だよ!!
朋也と裕二も一緒に出来るし。
三人でそのゲームで最強目指そ!!」
「まぁどうせやるなら、最強目指すか。」
「うん!!」
勿論、俺は最強なんて目指していなかったが、美波の言葉は適当に同意したほうが楽そうだから、そう答えた。
「じゃ、朋也また明日ねー」
気がつくと、もう美波の家の近くまで来ていた。
「おう。また明日な。」
そう言って歩きだす俺を美波は手を振って見送った。
美波のやつ、さっさと家に帰れば良いのに、いつも俺が見えなくなるまで俺を見送ってくる。
あいつの性格的に仕方ないのだが。
美波と別れてから5分も歩けば俺の家だ。
俺は家につくとポケットから鍵を取り出し、家に帰った。
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