コントラッディツィオーネ

１.日常

朝。

俺は誰に起こされる訳でもなく自然に目を覚ました。

起きて伸びをすると目覚まし時計が鳴った。

時計の時刻は午前11時。

「ふぁー」
俺は欠伸をすると、頭を掻きながらリビングに向かった。

そのままキッチンへと行き、昨日コンビニで買っておいた冷たい麦茶を一気に飲み干す。

そういえば今日美波と裕二が俺の家に来るんだったな。

確かオンラインゲームをやるんだっけ。
確かリアルゲームとかいうやつ。

まだ約束まで時間はあるし、暇潰しにインターネットで調べてみるか。

俺はパソコンの前に座り、パソコンを起動した。

少し待つと、すぐに起動が完了して俺はインターネットでリアルゲームと検索したが、全く無縁そうなものばかり出現した為、諦めて検索ワードを変えた。

リアルゲーム オンラインゲーム と入力して、再度検索する。

これなら結果が出るだろ。

しかし期待は裏切られ検索結果は配信サイトの一件だけだった。

しかもパソコンではアクセス出来かった為、俺は諦めてパソコンをシャットダウンした。

パソコンをシャットダウンすると、丁度良いタイミングで、家のチャイムがなった。