森口佳奈

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「じゃぁ時間もないし始めようか後一人残ってるしねフフフッ」 亜美がそう言いながら佳奈の目に布をつけた。 「精神崩壊させる方法は結構あるんだよね。 例えば毎日鏡に向かって【お前はだれだ】って言わせたり穴を掘らせまた埋めさせるを繰り返させたり同じ文字をじーっと見つめさせたり。 今回するのは目隠しさせた状態でピアノの“ド”“ミ”“ソ”を永遠に聞かせる方法。」 と亜美は笑みを浮かべながら淡々と説明した。 ド ミ ソ…ド ミ ソ… 「あぁ あんまり効果ないや…じゃぁテンポあげようか」 ドミソ ドミソ ドミソ 「まだまだ♪」 ドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソ 「うぅぅ…」 佳奈が呻き始めた。 「わぁ効いてきた♪ じゃぁ部屋を暗くしてやってみようか♪」 と言って亜美はカーテンを閉めた。 ドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソドミソ
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