1軒目、お留守番のお宅
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平和なとある町。 へたれな泥棒、へろぼうさんは、今日こそは仕事をやるぞと意気込んで、一軒の家の前にいた。 「この家は……ふむふむ…ほうほう…」 同業者から譲ってもらった情報によると、目の前にある家は、父親が医者で母親もその病院で働いている看護師だそうだ。 子供は一人いるが、昼である今の時間は学校に行ってるはず。 「今がチャンスだ」 へろぼうさんはドアに手をかけた。
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