40人が本棚に入れています
本棚に追加
『・・・・ッ!』
私はその名に聞き覚えがあった。
そいつは私と同じ”モノ”だった。
正確に言うと、同じくして生まれた化け猫。
『懐かしいな・・だが・・』
そいつは私とは違った。
私が施設から逃げ出したが、新月は施設に残った。
残ったから再会した時の奴は豹変していた。
物の怪としても、人としても”終わっていた”あやつを私は退治した。
シスイと不知火と共に・・。
「そう殺した。死んだはずだった・・だが」
『・・・・?』
フッシーは、少し軽く溜め息をつくと話を続けた。
「・・先日、仲間が襲われた。」
最初のコメントを投稿しよう!